ガンバ大阪は19日、J1リーグ開幕で鹿島アントラーズを本拠地パナスタに迎え入れる。今季就任した片野坂知宏監督(50)にとって古巣での初陣。18日、オンライン取材に応じた。主な一問一答は次の通り。

 

-今の気持ちは

片野坂監督 ホームで迎えられる喜び、ドキドキ感、いろんな感情はあるが、楽しみな部分が大きい。

 

-鹿島が相手

片野坂監督 開幕なのでお互い負けたくない気持ちが強いと思う。選手が思い切って躍動してくれてるか、アグレッシブにチャレンジしてくれてるかが、すごく大事になる。

 

-先週の練習試合は

片野坂監督 90分できた選手もいれば、そこまでできなかった選手もいる。練習試合に入れた選手、入れなかった選手もいる。(1月の沖縄キャンプ後、選手らに)コロナ感染者が出て活動を休止した部分で、選手によってコンディションのばらつきはある。全員が全員90分できて、しっかりと開幕からスタートを切れるまでは正直いっていない。

 

-パナスタで初采配

片野坂監督 正直(高揚感などは)まだない。明日ピッチに立って、そういうものもあるかもしれない。選手同様、集中して試合を見ないといけない。雰囲気を味わえるか分からない。

 

-どんな試合展開に

片野坂監督 がっぷりよつがいいのか、猫だましをした方がいいのか。舞の海関みたいに距離を取って駆け引きをした方がいいのか。試合の状況とか対戦相手によってとか、いろんな駆け引きはある。

 

-鹿島を指揮する岩政コーチの印象は

片野坂監督 鹿島の伝統スタイル、勝者のメンタリティーを含めて強いものを持っている。やっかいなチームにしてくるんじゃないかという怖さもある。すべてにおいて対応したいし、鹿島がやりたいことをやらせないようにもしたいし、そのために何をしないといけないか選手に提示したい。鹿島を困らせるようにしたいし、パワーを半減できれば我々の試合になる。

 

◆G大阪は開幕戦が苦手 ホームで迎えたJ1開幕戦に最後に勝ったのは、西野監督時代の11年C大阪戦(万博)。その後は13年のJ2シーズンを含めても、8戦して3分け5敗と未勝利が続く。今回は3年ぶりのホームでの開幕となり、勝てばホームで11年ぶりの勝利に。宮本監督時代の20年は横浜戦を制し、アウェー開幕戦は11年ぶりの勝利となり話題になった。