モンテディオ山形にとって悔しすぎるドロー決着だ。

1-0の後半ロスタイム2分に悪夢が待っていた。GK後藤雅明(27)のゴールキックを、センターサークル付近からヴァンフォーレ甲府MFにヘディングではね返され、パスがつながる。自陣右サイドへ展開されると、競り合いの中でDF半田陸(20)が倒されたが、ノーファウルの判定。最後は後藤と相手FWが1対1となり、痛恨の同点弾を浴びた。

山形の選手たちは半田へのファウルがあったと審判に抗議したが、ゴールは認められ、つかみかけていた勝ち点3が1に変わった。ピーター・クラモフスキー監督(43)は「あまりレフェリーについて話したくないし、彼らの仕事はリスペクトしています。しかし、今日の判定はしっかり説明していただきたいですし、我々から見て明確なファウルだった。それがあって勝ち点3を奪えませんでした」と悔しさをにじませた。

期待のストライカーが移籍後初ゴールを決めた。前半5分、MF国分伸太郎(27)の右CK。ゾーンディフェンスをかいくぐり、ニアへ飛び込んだFW藤本佳希(28)がヘディングで先制した。昨季はJ2愛媛(現J3)で10得点。シーズン1号は第9節だった。「FWなので(初得点が)早ければ早い方がいいと思いますし、1点取れれば気持ちも乗り、プレーも良くなるので、そういう意味では4節で取れたのは良かったです」と振り返った。

アウェーでの開幕4連戦は1勝2分け1敗。この日はドローに加え、エースのFW山田康太(22)が前半28分に負傷交代するアクシデントもあった。次節20日は仙台との「みちのくダービー」でホーム開幕戦を迎える。東北のライバルを破り、上昇へのきっかけをつかむ。【山田愛斗】