ACL本戦出場を懸けたプレーオフで、J1ヴィッセル神戸がメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と午後7時からホームで戦う。
日本勢のACLプレーオフは通算7勝1敗と大きく勝ち越し(勝利数にはPK戦勝ちを含む)。いずれもホームでの試合で、力の違いを示して大差で勝つケースも多い。ただ、唯一の敗戦となった2020年の鹿島アントラーズは、この日の神戸が対戦するメルボルン・ビクトリーが相手。0-1で敗れ、本戦出場を逃している。
メルボルン・ビクトリーは昨年の国内カップ戦で優勝し、2020年以来、通算9度目の本大会出場を狙う。今季のリーグ戦は6勝4分け4敗で5位。昨夏の東京オリンピック(五輪)に出場したFWダゴスティノ(24)がチーム最多7ゴールを挙げている。指揮するのは1997~2001年にJ1サンフレッチェ広島でプレーした経験があるトニー・ポポビッチ監督(48)。現役時代は193センチの長身センターバックとして活躍し、J1通算87試合13得点をマークした。
神戸はプレーオフを勝ち抜けば、4~5月にタイで集中開催される1次リーグJ組に入り、上海海港(中国)傑志(香港)チェンライ・ユナイテッド(タイ)と対戦する。
<日本勢のACLプレーオフ>□=延長勝ち、☆=PK勝ち
15年 柏 3□2 チョンブリ(タイ)
16年 東 京 9○0 チョンブリ(タイ)
17年 G大阪 3○0 ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)
18年 柏 3○0 ムアントン(タイ)
19年 鹿 島 4○1 ニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)
19年 広 島 0☆0 チェンライ(タイ)
20年 鹿 島 0●1 メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)
20年 東 京 2○0 セレス・ネグロス(フィリピン)
※昨年はC大阪がプレーオフに出場予定だったが、オーストラリアのチームが参加辞退で本戦出場