ジュビロ磐田は価値ある勝ち点1を積み上げた。

0-0で迎えた後半33分、MF鈴木雄斗(28)のグラウンダークロスをMF大森晃太郎(29)が左足で合わせて、先制点。セットプレーからの2次攻撃でネットを揺らした。「相手の陣地でボールを奪えたところから、ゴールにつながるいい形だった」。終始押し込まれる展開から貴重な1発をたたき込んだ。

【関連表】J1順位表

1点リードのまま試合終盤に入り、勝利も見えかけていた。だが、ロスタイムに痛恨の失点。4試合ぶりの勝利とはならなかった。それでも、リーグ2連覇中の「王者」相手に善戦。伊藤彰監督(49)も「チャンピオンチームを追い詰めたことは自信を持っていい。今日の戦いをベースにしてやっていきたい」と先を見据えた。