J2アルビレックス新潟のDF堀米悠斗主将(27)が得意の左足を振り抜き、今季初の3連勝に導く。4月負けなし(5戦4勝1分け)で3位に浮上したチームは30日、アウェーで22位に低迷する琉球と対戦する。29日は聖籠町で最終調整を行った堀米は「DFとして無失点を意識しながら、得点、アシストに関わりたい」と力を込めた。

前節27日のホーム岩手戦(2-0)はベンチ入りも、23日からの16日間で5試合の強行日程を見据えて“温存”された。「しっかり休めた分、出場を続ける選手以上に頑張らないと」と試合開始の笛が鳴った瞬間からフルパワーで左サイドを駆け上がるつもりだ。琉球はリーグ最多の27失点で最下位に沈むが油断はない。「相手のペースに付き合わず、自分たちの展開に持ち込みたい。攻撃のスイッチを入れるところを全員で共有したい」と話す。

左サイドでは昨季までチームメートだったMF大本祐槻(27)とのマッチアップが予想される。「もっちゃん(大本)とは、ずっと紅白戦などで対戦してきた。互いの特長を知り尽くしているが、成長を見せつけて、勝ちたい」と気合を入れ直した。【小林忠】