INAC神戸の優勝は、持ち越しとなった。

2位浦和は、引き分けか負けで、試合のない神戸の優勝が決まる一戦で、3-2の勝利を挙げた。

浦和は前半、仙台の攻勢をしのいで0-0で前半を折り返した。

後半は一転して、主導権を握った。

後半3分にFKのチャンスでMF猶本のクロスからMF塩越が先制点を挙げた。

同9分に仙台FW白木の同点ゴールを浴びたが、勝利に向けて、相手ゴールに迫った。

同16分にDF高橋が、さらに2分後にDF南がゴール。

残り時間は相手の反撃を1点に抑えて、1点差で逃げ切った。

試合後、全得点に絡んだ猶本は、「自分たちのストロングであるセットプレーで得点できた」と振り返った。

この日は9日間で3試合という過密日程のラストゲーム。楠瀬監督は「コンディションは良いと思っていたが、ふたを開けると選手たちは(体が)重そうだった。しんどい中、よく頑張ってくれた」とたたえた。

神戸と勝ち点6差の2位をキープして、相手の優勝決定を阻止した。

神戸は、次の8日ノジマステラ神奈川相模原戦(相模原)に勝つか、引き分けるとWEリーグ初代女王が決まる。