J1清水エスパルスのブラジル人FWチアゴ・サンタナ(29)が10日、静岡市立清水興津小を訪問し、5・6年生計174人に出張授業を行った。

チームが静岡県や静岡市と協力し、多文化共生の意識を高めてもらうことが目的。ブラジルでの暮らしや文化について伝えた。「初めての機会をいただき、幸せな時間だった。ブラジルのことを知ってもらい、良かった」と喜んでいた。

その後、生徒からのパス交換の要求に、笑顔で応えた。6年生の本徳幸惺(ほんとく・こうせい)さんは「憧れの選手とパスができて、うれしかった」と目を輝かせた。

ホームゲームで毎年行われるイベント「ブラジルデー」は、今年は6月18日のアビスパ福岡戦。チームが多くのブラジル人と歩んできた交流の歴史に、敬意を込めて続けられている。関連グッズや料理などの出店が並ぶ。サンタナは「ブラジルデーで得点する」と宣言した。【山口昌久】

J1順位表はコチラ>>