今季の浦和の決定力不足は深刻だ。総得点は15得点。そのうちPKでリーグ最多の4ゴールを挙げている。そのPKを除くと、シュート159本で11得点。いわゆる「流れの中からのシュート決定率」(得点÷シュート)は6・9%となる。これは最下位に低迷する神戸の6・8%に次いでリーグワースト2位。とにかくシュートが決まらない。

クラブワーストタイの9試合勝ちなし。その内訳は8分け1敗。8分けのスコアは0-0が4試合、1-1が3試合、3-3が1試合。0-3からFWユンカーのハットトリックで追い付いた5月18日の横浜戦以外は全て1得点以下、1失点以下となっている。失点しなければ負けないわけで、GK西川を中心に守備は安定していると言える。

J1全体で9戦未勝利は延べ31チーム目となったが、9戦未勝利ながら期間中に勝ち点8を獲得は史上最多。守備が安定していながらも決定力を欠き、過去に例のない連続試合未勝利記録が生まれた。【石川秀和】

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