鹿島アントラーズMF和泉竜司(28)が21日、22日の天皇杯3回戦、大宮アルディージャ戦を前にオンライン取材に応じ、恩師との対戦に向け、平常心を強調した。

大宮は昨季、鹿島を指揮した相馬直樹監督が率いている。天皇杯での“再会”に「楽しみな気持ちはありますが、個人的にはあまり意識せずに、勝つためにチーム全員で戦うことが大事」と話した。

相馬監督は、鹿島時代はコンパクトの守備と球際の重要性を説いてきた。和泉は「全く一緒かは分からないですが、ある程度、やり方は分かっていて。球際や際の部分は大事にしていて、そこは変わらないと思う」とし「そこを上回れれば、おのずと自分たちの試合になるのかなと思っています」と見据えた。

試合のポイントとして「入り」と話す。「相手に鹿島は強い、怖さを与えることで相手はやりにくさを感じると思う」と、序盤から鹿島の伝統の強度と球際で相手を圧倒していく考えだ。既にルヴァン杯は敗退し、タイトルを1つ失っている。

一発勝負の天皇杯で、J2相手にも慢心はない。「個人的にはカテゴリを意識せず、自分たちが勘違いするのもよくない。自分たちがやるべきことをやることが大事」と勝ち上がりを誓った。

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