5位セレッソ大阪は、2位鹿島アントラーズとの大一番に、ユース(U-18)所属の17歳、MF石渡(いしわたり)ネルソンをJ1リーグ戦で初めてベンチ入りさせた。途中出場で待望のJ1デビューがあるかもしれない。

高校2年生の石渡は今季から2種登録されて、ユース所属ながらトップチームの公式戦に出場可能となったホープ。

5月18日のルヴァン杯1次リーグ、大分トリニータ戦の後半終了間際に1分間だけ出場し、トップの公式戦デビューを果たしていた。

ナイジェリア人の父、日本人の母を持つ日本国籍の選手。185センチの大型ボランチで、将来の日本代表入りが期待されている。

小菊昭雄監督(46)は、石渡がデビューした大分戦後に「現在のパフォーマンスを継続してくれれば、近いタイミングで必ずまた、チャンスは与えたい」と明言していた。

「ネルソン」の名は、かつてヤンマー(C大阪の前身)で活躍したレジェンド、ブラジル出身のネルソン吉村さん(日本国籍取得後は吉村大志郎、享年56)と同じで、オールドファンの胸にも響く存在となりそうだ。