監督代行を務めた川崎フロンターレ寺田周平コーチ(47)が、勝利でチームの緊急事態を救った。

鬼木達監督(48)が、新型コロナウイルスの濃厚接触者の判定を受けたため、この試合は不在だった。

代わりに指揮を執った寺田コーチは「イレギュラーのことが起こった中でスタッフ、選手が協力して、高いモチベーションで臨んでくれたと思う。相手の退場もありましたけど、緩めることなく、終盤になって1点を取りに行く姿勢を見せてくれた。非常に満足のいく内容と結果でした」と振り返った。

試合前のミーティングには、鬼木監督もオンラインで加わった。寺田コーチは「監督も『出来る範囲で通常通りのルーティンで試合に参加したい』と話していた。冒頭で試合の大枠の戦い方、メンタル的なことも含めて話してくれた。試合中もコーチングスタッフ通じて、コミュニケーションを取りながら出来た。監督の方も『最高のゲーム』と言ってもらえた」と喜んだ。

“監督”として、臨んだ試合後の会見では「初めてなことで、緊張もありました。でも、選手たちが、盛り上げることをやってくれた。すごくいい雰囲気で出来た」と感謝の言葉を口にした。続けて「改めてうちの選手って素晴らしいと感じたゲーム」と称賛した。

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