川崎フロンターレFW小林悠(34)が、逆転優勝へ向けて思いを口にした。チームは、痛恨となる2戦連続の引き分け。首位を走る横浜F・マリノスとの勝ち点差は4の中、残り5試合を控える。

小林は試合後の会見に臨み「今日の引き分けは、選手みんなメンタル的に来ている。すぐに切り替えろと言われてもなかなか難しいと思う。残り5試合、鬼さんが『信じていれば何かが起きる』と言ってくれたので、鬼さんを信じていくだけなので。自分たちはいい準備をして試合に臨みたい」と気合の入った表情で、言葉に力を込めた。

欲していたゴールをマークしただけに、勝利に結びつけたかった。0-0の前半18分。ペナルティーエリア内で、フリーで右足を蹴りこんだ。6月18日以来となる約3カ月ぶりの得点。「内容よりも結果をと思っていたので、自分が取らなきゃ意味ないと思ってピッチに立った」と気合満点だったが、後半18分に同点とされ、勝ち点1に終わった。

小林は「やっていて何も考えずボールを引き出すシーンが少なかった。ボールが出てくるのかなとか考えながらプレーしている時点で遅いですし、もうちょっと試合を通してやれればいい崩しが出来たのかなと思います」と課題を口にした。