川崎フロンターレは北海道コンサドーレ札幌との撃ち合いに敗れ、4試合ぶり黒星を喫した。後半38分に3-3に追いつかれると、1分後にMF橘田がレッドカードで一発退場。数的不利で踏ん張るも、後半ロスタイム12分に勝ち越しゴールを許して屈した。

Jリーグ戦過去13戦負けなし(9勝4分け)の札幌との敵地戦で、初めて勝ち点を奪えなかった。鬼木監督は「勝ちきるところまで持っていかないといけなかった。その仕事を自分がやらないといけなかった」と振り返った。

GKチョン・ソンリョンが右膝を負傷しながらもプレーを続行し、結果的に試合終了間際に勝ち越し点を許した。指揮官は「影響はかなりあった。立っているのが精いっぱい。そういう難しい状況でサッカーをさせてしまった」と悔やんだ。

首位横浜F・マリノスとの勝ち点差は8に広がり、残り4試合での逆転3連覇へ痛い敗戦となった。札幌戦12試合連続得点(ルヴァン杯1試合含む)をマークしたFW小林は「まだ可能性はゼロではないので、頑張っていくしかない」と前を向いた。