北海道コンサドーレ札幌MF金子拓郎(25)が、次節8日アビスパ福岡戦(札幌ドーム)でJ1通算100試合出場を達成する見込みだ。日大時代の19年に特別指定選手としてデビューを果たし、プロ3年目で節目を迎える。「J1で100試合出られることは幸せなこと。それをコンサドーレで達成できるのはうれしい」と感慨を深める。

今季はプロ入り後初めての長期離脱を味わった。7月に左膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷した。約1カ月半戦列から離れたが、ペトロビッチ監督(64)からの信頼は厚く、復帰後も主力の座を譲らない。「順調に継続して出させてもらっている。これからも積み重ねていけたら」と誓った。

勝てばJ1残留が決まる。引き分けでも条件次第で決まる可能性はあるが「ホームでサポーターのみなさんもたくさん応援に来てくれると思う。勝利を届けたい」。本拠地では9月から3連勝中。勝ち点3をつかみ、自身のメモリアルゲームを歓喜で飾る。