J2の4位ロアッソ熊本は4日、熊本市内でメディアに一部非公開の練習を行い、モンテディオ山形とのJ1参入プレーオフ(PO、6日えがおS)第2戦へ調整した。

午前9時40分から、選手、スタッフ全員で肩を組む円陣で練習スタート。アップのボール回しから元気な声が響き渡った。

守備面では、相手の両サイドを使うビルドアップからの対応などを確認。攻撃面は、GKからワンツーでボールをつなぎ、ピッチ中央付近からのロングボールで、相手の背後を取る連係プレーを繰り返した。最後にショートコーナーを含むCKや、GKなどセットプレー数パターンをチェックした。

今季6位の山形とは1勝1敗と互角だ。とはいえ、相手は、PO第1戦を含む公式戦3連勝中で6試合不敗と勢いがある。一方で、熊本は今季2連敗フィニッシュ。PO第1戦も2-2で引き分けており、守備の課題を残している。

そんな中で迎える大一番へ、今季14得点のFW高橋利樹(24)は「クロスから点が取れたらいいと思う」とし、サイドからの崩しにチャンスを見いだすつもり。守備面でも、激しい前線プレスから、相手のパスワークを封じる覚悟だ。MF三島頌平(26)は「前からガンガンプレスをかけ、簡単にはつながせないようにしたい。ビルドアップの時に(ボールを)取って、ショートカウンターを仕掛けるのが一番理想の得点の形」と好展開を思い描いた。

日本代表コーチも務めた大木武監督(61)が、J3時代の20年から指揮して3年目。前回ホーム試合で0-3の完敗を喫した山形の下克上を許すわけにはいかない。集大成の「大木マジック」で、悲願のJ1初昇格へ王手をかける。【菊川光一】