WEリーグ新潟は10日、大宮と新潟市陸上競技場で対戦する。前日の9日は聖籠SCで練習を行った。

前節アウェーの千葉戦(1-1)で今季初の勝ち点1を挙げ、開幕からの連敗は4で止まった。今季、INAC神戸から移籍加入のDF羽座妃粋(ひすい、26)が守備を引き締め、初勝利を目指す。

14年アジア大会の日本女子代表と実力、経験もある羽座がまとめ役としての自覚を言葉にした。「自分は客観的にチームを見られる立ち位置。うまくいかない時もまとめないと」。開幕から3バックを採用していたが、大宮戦は4バックの4-4-2に変更予定。3バックの左から、センターバックの右に入ることが予想される羽座は武器の右足ロングキックを生かせる。

INAC神戸に所属していた昨年10月に左膝前十字靱帯(じんたい)を損傷。全治9カ月の長期離脱が明けても足を冷やさないようにするなど日常生活からケアに気を使ってきた。村松大介監督(45)は「精神的に強い」と信頼を寄せる。試合感覚を取り戻し、欲しいのは移籍後初勝利。羽座は「ホームで勝ちたい。サポーターのみなさんと喜びたい」と強い気持ちをあらわにした。