来季J2の清水エスパルスは10日、静岡市のIAIスタジアム日本平で業務提携を結んだスペイン1部のデポルティーボ・マジョルカとの調印式を行った。

清水の山室晋也社長と来日したマジョルカの関係者らが出席。ビジネスCEOを務めているアルフォンソ・ディアス氏と山室社長が合意書にサインし、両クラブのユニホームを交換して記念撮影を行った。

マジョルカは過去に元日本代表FW大久保嘉人氏(40)やMF家長昭博(36)が在籍。昨季は日本代表MF久保建英(21)がプレーするなど、日本と良好な関係を築いてきた。マジョルカは1916年の創設以来、他クラブとの業務提携は初の試みだという。アルフォンソ氏は「さらに日本との関係を深めていくためにも重要な提携。クラブだけでなく、サポーター同士も交流できるような活動もしていきたい」と前向きだった。

提携は2024年6月30日までで、今後は選手、スタッフの人的交流や組織運営などのノウハウを両クラブ間で相互提供していくという。清水の山室社長は「マジョルカは日本にもなじみのあるクラブ。外からしっかりと学ぶことでさらに挑戦していきたい」と先を見据えた。【神谷亮磨】