J2ジェフユナイテッド市原・千葉は15日、千葉ポートアリーナにサポーターを集めて「2023キックオフミーティング」を開催した。

尹晶煥前監督の後を受け、コーチから昇格して今季から指揮を執る小林慶行監督(44)が壇上であいさつ。「自分の中で大切にしているポイントが2つ。1つが一体感。そしてもう1つが、当たり前のことを当たり前にやるということ。みなさんともより大きな、より強い一体感をスタジアムで表現して、勝てるようなチームを作れるように精いっぱい努力していきたいと思います」と宣言した。

千葉は前監督の守備的なサッカーから、より前に重心を置いて攻撃的なサッカーを展開したいという。「今サッカー界はここ数年で戦術的に進化していて、すごいスピードで変わっていく中、そこに追いつきたい、取り残されてはいけないという危機感があった」と話す小林監督は現在、強度や走ることを強く意識した練習を行っている。「全員が前向きにトライしてくれている。これを続けていけばしっかりした土台ができると信じている」。

鈴木健仁GMは現時点で今後の選手獲得は考えていないという。SNSをやらないという小林監督だが、インターネット上に「外国人FWは取らないのか?」というファンの声があることは理解している。それでも同監督は「ウチのチームには呉屋大翔、小森飛絢(ひいろ)、ブワニカ啓太がいる。彼らが点を取ってくれる。それが答えです」と断言。期待を込めて、大分から新加入の呉屋、新潟医療福祉大から加わった小森、そしてブレークが期待されるブワニカの名前を挙げていた。