J3アスルクラロ沼津は16日、沼津市の日枝神社で毎年恒例の必勝祈願を行った。

高島雄大社長(55)らフロントスタッフと、今季から指揮を執る元日本代表の中山雅史監督(55)と選手ら約40人が参列。今季チームスローガン「結束 熱く闘え!」を胸に、神妙な面持ちでチームの躍進を祈願した。選手代表で、玉串を奉納したMF菅井拓也(31)は「選手とスタッフが、しっかり連携して頑張っていきたい。応援よろしくお願いします」と抱負を語った。指揮官は「皆さんに元気を届けられるよう、選手と一緒にグラウンドで表現していきたい」と表情を引き締めた。最後は2人が、絵馬に今季の決意をしたためた。中山監督は、チームがうまく活動していけるよう願いを込めて「健康第一」。菅井は「より高みへ」と記し「笑って終わるシーズンにしたい」と意気込んだ。

この後、チームは同市内でキックオフパーティーを開催。頼重秀一・沼津市長(54)をはじめ、パートナー企業や地元関係者ら約150人が出席した。頼重市長は「結束のアスルクラロが、県東部を盛り上げて欲しい。ホームタウンとして、しっかり支えていきます」とエールを送った。

J3で4年連続2桁順位に低迷しているチームは今季、3シーズンぶりに古巣復帰する中山監督の手腕に期待を懸ける。来月5日、アウェーでの開幕戦(対讃岐、午後2時)で初陣を飾るつもりだ。【山口昌久】