鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が7日、ルヴァン杯初戦の柏レイソル戦(8日、三協F柏)に向けオンラインで取材に応じ、タイトル奪還への大事なスタートと位置付け、12日のアビスパ福岡戦までの3連勝を掲げた。

リーグ戦は開幕の京都サンガ戦で勝利。第2節の川崎フロンターレ戦で逆転負けを喫したが、4日の横浜FC戦では快勝した。

岩政監督は開幕前「最初の2試合しか考えていない」と開幕連勝を選手に意識付けていた。川崎F戦で勝ち点を落とし「次の1週間の3試合で3連勝する。そのプランをつくる」と選手に明言したという。

キャンプから、日ごろの練習での負荷を調整するなど、けがなく走れる体づくりを進めてきたことが奏功し、離脱者は0。1月に右ひざ内側側副靱帯(じんたい)損傷で離脱中だったDF昌子も全体練習に合流し、指揮官は「試合に出られるコンディションになっている」と明かす。岩政監督は「コンディションが上がっている選手ばかりで、選ぶの大変だが、準備できている選手はどんどん出していく。チームの状態がいいので、維持できるような2試合にしたい」と3連勝を見据えた。

ルヴァン杯について「僕たちはタイトルを取らないといけない。重要なタイトルのうちの1つ」と位置付ける。横浜FC戦はパスを17本つないで得点が生まれたことを挙げ「狙っている形で得点につながったことが、選手の自信、確信につながっている。それを違うメンバーでもできるようにしないと」と話した。

【岩田千代巳】