J1アルビレックス新潟は26日、ルヴァンカップ1次リーグD組の第2節、ホーム・デンカSでの鹿島アントラーズ戦に臨む。

25日は聖籠町で練習を行った。0-1で競り負けた第1節(8日)のアウェー、アビスパ福岡戦に続いてセンターバック(CB)での先発出場が濃厚な早川史哉(29)のコンディションは上々だ。冷静な判断と激しい守備で最終ラインを統率し、チームを1次リーグ初勝利に導く。 

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クレバーな守備と鍛え上げた筋肉で敵FWを完封する。引き締まった表情と笑顔を交互に見せながら鹿島戦前日練習を終えた早川は「素晴らしい相手に、自分たちがどう向かっていくのか。しっかり示し、ホームで勝ちをものにしたい」と言葉に力を込めた。

今季公式戦初先発となった1次リーグ初戦の福岡戦はCBでフル出場。0-1で敗れはしたが、チームとして後半に多くのチャンスを作れたことには手応えがあった。「ちょっとした気づきをみんなで話し合いながら、鹿島戦は前半から自分たちがプレーしやすいようにしていく」と話す。

鹿島は前線からのプレスと球際の強さで対戦相手を威圧し、試合を自分たちの思惑通りに進めることがアイデンティティーであり、伝統にもなっている。早川は「それを理解した上で、自分たちの良さやベースの部分を発揮していきたい」と気合十分。守備では最終ラインの上下動で鹿島のプレーエリアをコントロールし、攻撃では「ボランチ脇などでパスを受けて前に参加する。チャンスがあれば、うしろからもシュートを狙う」。新潟主導で試合を進め、相手守備陣に負荷をかけるつもりだ。

福岡戦ではキャプテンマークを巻き、若手中心で構成されたチームをまとめ、存在感を示した。鹿島戦はリーグ戦への出場を増やすアピールの場ともなる。リーグ戦の主力メンバーの投入も予想されるが「チームとしても、個人としても試合でどれだけやれるかを証明したい」と目力を強めた。【小林忠】

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