セレッソ大阪のMF為田大貴(29)が、左肩を負傷した9日札幌戦以来、公式戦では3試合ぶりに先発復帰した。結果は今季リーグ戦初の2連勝を飾った。
為田は19日のルヴァン杯京都戦で、後半から途中出場して戦列復帰し、この日は本来の先発の座に戻ってきた。
前半8分にはミドルシュートを放ち、右ポストを直撃した。
後半25分にはMF奥埜、香川、毎熊とつないだ右クロスが、ゴール中央に飛び込んだFWレオ・セアラを通り抜け、遠いサイドにいた為田が突っ込んだが、左足はわずかに届かなかった。
決して派手なアタッカーではないが、為田がいることで前線の潤滑油のように攻撃が成り立つ。
「(先制点を奪って)もう1点を取りにいったが、守り切れたのはよかった」
左肩のけがは決して軽いものではなかった。試合後、患部の状態について「痛いですよ」と説明したように、テーピングを施して後半28分までプレーした。
「試合をやっている以上、そんなに(状態は)変わらないと思う」
劇的な回復は見込めないものの、最低限のプレーはできることを証明。同じポジションのFWカピシャーバが右大腿(だいたい)部裏の負傷で離脱しているだけに、為田の存在はやはり大きい。
C大阪の3トップは、中央にレオ・セアラ、左に為田、右に毎熊が現状のベスト布陣。毎熊もけががちながら、この日は今季初ゴールを奪った。この3人の並びは、王者横浜を倒した1日の試合以来だった。
「この環境(気温約22度の暑さ)の中で、全員がタフにハードワークした結晶として、クリーンシート(無失点)で勝てたことがうれしい。連勝することによって、トップ5、トップ3の背中をとらえることができると思っていた」
小菊昭雄監督(47)も、このメンバーでつかんだ勝利に手応えを感じた。
次節29日に対戦する広島は現在5位で、C大阪は7位。今季を占う上位直接対決になる。
C大阪にとっては昨季、ルヴァン杯決勝、天皇杯準々決勝、リーグ戦2試合、計4度の公式戦でたたきのめされた相手だ。ベストメンバーが間に合い、C大阪にとってはホームで迎える、大阪春の陣になる。



