川崎フロンターレは23日、MF松井蓮之がFC町田ゼルビアに育成型期限付き移籍することを発表した。移籍期間は24日から来年1月31日までで、期間中、松井は川崎Fとの試合には出場できない。

今季、川崎Fで公式戦出場のない松井は、クラブを通してコメントを発表。「川崎フロンターレのファン、サポーターの皆さん、いつも素晴らしい応援ありがとうございます。この1年半、なかなか自分自身が思い描くシーズンにはならなかったですが、素晴らしい環境の中でなんとか成長することができました。どんな状況の中でも常に熱い声援を送り続けてくれたファン、サポーターの皆さん本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。

続けて「期限付きとはいえ、そんな素晴らしいチームを離れるという決断をすることは簡単なことではありませんでしたし、悔しさの方が大きいです。J2とステージは違いますが試合に出続け活躍し、川崎フロンターレの戦力としてまた皆さんの前でプレーできるように頑張ってきます」とした。

町田は現在、J2で首位を快走している。松井は法政大在学中の21年に川崎Fの特別指定選手となり、22年に入団。1年目は天皇杯に2試合、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に2試合の出場にとどまり、今季はここまで公式戦出場がなかった。