ジュビロ磐田が6戦ぶりの黒星を喫した。アウェーで長崎に1-2で惜敗。5戦負けなし(3勝2分け)で臨んだチームは、試合終了間際に失点を許し、手中に収めかけた勝ち点1を逃した。横内昭展監督(55)は「ミスが多すぎた」と話し「最低でもそのまま(同点で)終わらせたかった。悔しい」と表情を曇らせた。前半は一進一退の攻防。両チーム2桁のシュート数を放って決定機をつくりながらゴールが割れず。0-0で前半を折り返した。

後半、試合が大きく動いた。磐田はMF古川陽介(19)を投入し攻勢をかけるも同26分、相手に先制ゴールを許し0-1。しかしその5分後、相手陣内の深い位置でFWジャーメイン良(28)が、相手DFからGKへのバックパスをスライディングでカット。ボールはそのままゴールに吸い込まれ1-1の同点とした。試合終了間際のロスタイム5分、右サイドからのクロスに相手DFが自陣ゴール正面で反応。決勝弾を献上し、そのまま試合終了。勝負どころで守りが踏ん張り切れず、痛い1敗を喫した。

次節は来月3日、ホームで秋田を迎える。サポーターの後押しを受けて、3戦ぶりの勝利を目指す指揮官は「まずは休養を取って自分たちを見つめ直していく。次に向けて良い準備をしたい」と先を見据えた。