FC東京のMF松木玖生(20)が、横浜F・マリノス戦でレッドカードを受けた。

退場処分となったプレーは2-2の後半22分すぎ。自陣内でボールをキープしようと試みた際、後方からプレスにきたFWマルコス・ジュニオールの顔面に右肘が入った。

プレーは1度は流されたが、その後ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により判定が変更されてレッドカードが提示された。

松木はボールを収めて相手を背負う形になっていた。腕の使い方を見ても故意のプレーとは考えにくかった。ただ映像ではたしかに松木の肘がマルコス・ジュニオールの顔に当たっていた。

U-20日本代表の主将として、アルゼンチンでのU-20ワールドカップ(W杯)に出場していた松木。帰国後すぐにベンチ入りし、後半からピッチに立っていた。判定に納得のいかない様子で、ぶ然とした表情でピッチを去った。

数的不利となった東京はその後も得点を目指して前に出たが、逆に44分にマルコス・ジュニオールに逆転弾を許した。8分間のロスタイムの猛攻も実らず、5月27日の前節神戸戦から連敗となった。一進一退の攻防で互いに点を取り合い、見応えある試合展開だっただけに、後味の悪さが残った。