背番号10のMF安藤梢(40)が前半だけで1得点1アシストと躍動した。

安藤は開始5分、いきなりスコアを動かした。女子日本代表なでしこジャパンMF清家貴子(26)が右サイドから放ったシュートがゴールを強襲。DFがはね返したところに、いい位置取りをしていた安藤が、右足で難なく押し込んで先制した。

今季はチーム事情でセンターバックとして出場してきたベテランだが、前節、WEリーグとなってから初の優勝確定に貢献すると、最終節は本職の前線へ。21分にはアシストを決めた。

左サイドでボールを受けると、ダイレクトで左足を合わせ、低弾道の鋭いクロスを供給。ここにFW菅沢優衣香(32)が飛び込んで頭を合わせ、ゴールネットに突き刺した。喜ぶ菅沢はもちろん、チームメートは安藤へ駆け寄って頭をポンポンし、きれいなアシストを称賛した。

菅沢は2桁得点となる今季10点目に到達。後半12分には安藤、清家とつないだボールが右サイドのMF遠藤優(25)へ。低いクロスが入ると、再び菅沢の特異な形となり、滑り込みながらダイレクトで右足を合わせて2点目を奪った。その後、安藤と菅沢は同じタイミングで交代。納得の笑顔で後輩たちに後を託した。

試合前、得点ランキング2位タイの今季11ゴールだった清家も奮起した。起点だけにとどまらず、後半ロスタイム3分に抜け出して右足でチーム5点目、通算12点目を挙げた。

ベテランの安藤、菅沢の躍動に、今季の安定した活躍を象徴するような清家のゴール締め。週明け13日に発表される女子のFIFAワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会(7月20日~8月20日)メンバー発表に向けても弾みをつけた。

前節優勝を決めていたチームも大量5得点。「埼玉ダービー」を制して17勝1分け2敗の勝ち点52とし、歓喜のシーズンを締めくくった。