J1アルビレックス新潟は今日2日、ホームで浦和レッズと対戦する。
8月26日のリーグ戦鹿島アントラーズ戦(0-2)、2-2でPK戦にもつれ込んだ同30日の天皇杯・川崎フロンターレ戦(PK3-4)と続いた公式戦3連戦の最後となる。現在4位の浦和はリーグ最少19失点と堅守を誇るが、ボールを握って守備の編み目を緩くし、ゴールをこじ開けにいく。FW長倉幹樹(23)にとっては育成年代を過ごした思い入れのある浦和との対戦になる。“古巣”からJ1初ゴールを奪い、成長を示す。
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今夏に新潟に加入した長倉は試合前日の1日は時折、笑顔を見せながら、新潟・聖籠町での最終調整に臨んだ。対戦する浦和のアカデミーには中1から6年間在籍。順大、関東サッカーリーグ1部、J2ザスパクサツ群馬を経て迎える出身クラブとの初対戦に向けて心躍るが、私情は捨てる。「ポジショニングやゴールに向かうプレーで相手が嫌がることをしたい」と堅守の攻略をイメージしている。
埼玉県出身で幼い頃から浦和のホームゲームに何度も足を運んだ。憧れは田中達也(40=01~12年浦和在籍)だったが、今は新潟でコーチを務める、その田中コーチから指導を受ける。「すごい選手から、(パスを)受ける位置や相手の逆を取る受け方を教えてもらっている。うれしい」と笑顔を見せる。浦和ユース時代にトップチームの練習に参加することはなかったが、14年から浦和のゴールを守るGK西川周作(37)からのJ1初ゴールを狙う。「どんな形でも。堅い守備を崩したい」。
川崎Fとの天皇杯準々決勝はメンバー外だった。チームはPK戦で敗れたが、1-2の延長後半ロスタイムにDF早川が決めた同点ゴールには興奮した。「自分もあのようなプレーがしたい。最後まで諦めない部分の重要性を改めて感じた」。天皇杯で初の4強入りを逃した悔しさは残るが、浦和戦でフル回転するパワーはあり余っている。「(公式戦)連敗を2で止めるためにも、(深い位置で)ボールを引き出してゴールを決める」。シンプルな言葉に強い気持ちを乗せた。【小林忠】



