サッカーJ1北海道コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二が、背番号と同じ44歳の誕生日を迎えた27日、今季限りで現役引退すると発表した。自身のインスタグラムで表明した。FIFAワールドカップ(W杯)に日本史上最年少の18歳272日で初出場。以後3大会連続で大舞台に立った天才が、プロサッカー選手としては第一線から退く。

◆黄金世代(ゴールデンエイジ)

MF小野伸二、MF稲本潤一、FW高原直泰を筆頭に、MF中田浩二、MF小笠原満男、MF遠藤保仁ら79~80年生まれの逸材がそろった世代。フィリップ・トルシエ監督が指揮した99年のFIFAワールドユース選手権(現U-20W杯)ナイジェリア大会で準優勝し、日本サッカー史上初めて国際サッカー連盟(FIFA)主催の世界大会で決勝に進出した。

その後の00年シドニー五輪で8強入り。この世代が主力になった02年のFIFAワールドカップ(W杯)日韓大会では初めて決勝トーナメント進出を果たし、日本サッカー界の躍進を導いてきた。

99年ワールドユースのメンバーで現在もJリーグに在籍するのはMF遠藤保仁とGK南雄太の2人。遠藤はJ2ジュビロ磐田、南はJ2大宮アルディージャでプレーしている。

MF稲本潤一は関東1部リーグの南葛SCで現役。日本フットボールリーグ(JFL)沖縄SVで選手兼監督のFW高原直泰は8月に今季限りでの現役引退を表明した。この2人はMF小野伸二とともに95年のU-17世界選手権(現U-17W杯)エクアドル大会にも出場。10代から海外の世界大会で経験を積み、稲本はイングランド、高原はドイツ、小野はオランダなど欧州の主要リーグでも活躍した。

左サイドからの切れ味鋭いドリブル突破で、世界を驚かせたMF本山雅志は昨季限りで現役を引退。7月に鹿島のアカデミースカウト担当に就任することが発表され、11月19日に引退試合が開催される。鹿島時代の同僚で同じ「黄金世代」のMF中田浩二(現鹿島クラブリレーション・オフィサー)MF小笠原満男(現鹿島テクニカルアドバイザー)GK曽ケ端準(現鹿島ユースGKコーチ)たちも出場する予定になっている。

FW永井雄一郎は今年2月、埼玉県3部リーグのKONOSU CITY FOOTBALL CLUBの選手兼監督に就任している。

〈99年FIFAワールドユース選手権ナイジェリア大会準優勝メンバー〉

☆=現役、所属は当時、出場記録は国際Aマッチ

1 GK 榎本達也(横浜)

2 DF 手島和希(京都)0試合0得点

3 DF 辻本茂輝(京都)

4 DF 石川竜也(筑波大)

5 DF 加地亮(C大阪)64試合2得点

6☆MF 稲本潤一(G大阪)82試合5得点

7 MF 酒井友之(市原)1試合0得点

8 MF 小笠原満男(鹿島)55試合7得点

9☆FW 高原直泰(磐田)57試合23得点

10 MF 本山雅志(鹿島)28試合0得点

11☆MF 遠藤保仁(京都)152試合15得点

12 MF 中田浩二(鹿島)57試合2得点

13☆MF 小野伸二(浦和)56試合6得点

14☆FW 永井雄一郎(カールスルーエ)4試合1得点

15 FW 高田保則(平塚)

16 FW 播戸竜二(G大阪)7試合2得点

17 DF 氏家英行(大宮)

18☆GK 南雄太(柏)0試合0得点

※ GK 曽ケ端準(鹿島)4試合0得点

※はバックアップメンバー(予備登録)

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