サッカーJ1北海道コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二が、背番号と同じ44歳の誕生日を迎えた27日、今季限りで現役引退すると発表した。自身のインスタグラムで表明した。FIFAワールドカップ(W杯)に日本史上最年少の18歳272日で初出場。以後3大会連続で大舞台に立った天才が、プロサッカー選手としては第一線から退く。
23年9月27日午後2時44分。過去に所属した浦和レッズ、オランダ・フェイエノールト、ドイツ・ボーフム、清水エスパルス、オーストラリア・ウエスタンシドニー、北海道コンサドーレ札幌、FC琉球のユニホーム姿とともに「THANK YOU」の文字が飾られた写真にコメントを添えて投稿した。コメント全文は次の通り。
「そして皆さまに、ご報告があります。サッカーと出会い39年間もの間、僕の相棒として戦ってくれた“足”がそろそろ休ませてくれと言うので、今シーズンを最後に、プロサッカー選手としての歩みを止めることを決めました。まだシーズン残り数試合ありますが、僕も試合に少しでも関われるように変わらず良い準備をしていきます。最後まで応援よろしくお願いします。小野伸二」
クラブからの公式発表は午後3時。最初に自分からファン、サポーターに報告したいという意向が強く、自身のSNSで先に思いをつづった。
午前10時ごろには「44歳になりました」と、チームメートに囲まれた写真を投稿していた。