モンテディオ山形が得意のホームで沈んだ。徳島に0-1で敗戦。前節9月23日アウェー秋田戦のドローに続いて、J1昇格プレーオフ(PO)圏内(3~6位)浮上が遠のく結果となった。ホームではリーグ3位タイの10勝を挙げ、直近5試合でも4勝1分けと好調だったが、手痛い1敗。主将のMF南秀仁(30)は「取らなきゃいけない勝ち点を落としたなっていうのが一番の気持ちです」と振り返った。
ワンチャンスを仕留められた。前半34分、相手の右FKからフリーでヘディングを決められて先制点を献上。采配も裏目に出た。攻撃の起点だった右サイドのFWイサカ・ゼイン(26)と左サイドのFWチアゴ・アウベス(27)を後半15分に早々と交代。渡辺晋監督(49)は「もっと1対1で仕掛けられる選手を置きたかったのが一番の狙い」と説明したが、両選手が退いた後は相手ゴールを脅かすような攻撃を仕掛けられなかった。
前半から主導権を握り、シュート数は徳島の4本に対し12本を浴びせたが、最後まで1点が遠かった。安全なパスを選択する場面が目立ち、南は「もっとトライをしても良かった。大事に大事に全員がやりすぎたという印象」と話した。
今季は残り5試合。次戦は8日にホームで栃木と対戦する。「自分たちは本当に全部勝つしかないので、もちろん5連勝を目指してやっていきたい」。順位は11位でJ1昇格PO圏内の6位と勝ち点4差。もう負けられない。【山田愛斗】