川崎フロンターレDF山村和也(33)が古巣の鹿島アントラーズ戦でJ1通算200試合出場を達成した。
流通経済大時代から日本代表に選出されるなど、若くして注目された万能プレーヤーがプロ12年目で到達した。「すごく感慨深いものもありますし、200試合、このホームでしっかり勝てたことはすごく良かったと思います」とまずチームの勝利を喜んだ。
試合は左CBで先発出場。落ち着いたラインコントロールやビルドアップでチームに安定感をもたらした。古巣相手に完勝。自身のメモリアルマッチを無失点で飾った。「鹿島は僕の中ではやっぱり特別なチーム。毎回気持ちが入る一戦でもありますし、やっぱり成長した姿を常に見せたいと思ってるので、そういった意味では0でしっかり抑えられたことはすごいよかったのかなと思います」。
流通経済大卒業後の12年に加入した鹿島で63試合、16年に移籍したセレッソ大阪は当時J2だったが、J1昇格後の17、18年は51試合に出場。19年から在籍する川崎Fでは最多となる86試合を積み上げ、大台に乗せた。DFやMFだけでなく、トップ下やFWで出場機会を得るなど、ポリバレントなプレーヤーとして歴代監督に重宝されてきた。今季もDFラインに負傷者が続出する中、抜群の安定感でチームを支えた。セットプレーからの得点も魅力で、10月の天皇杯準決勝でも先制点を決めた。
鬼木達監督も「本当に感謝しかない。出たり出なかったりするシーズンが、今シーズンだけでなく続いている。そういった中でも彼のトレーニングでの姿勢はいつも変わらず、本当にスタートの組にいようがサブの組にいようが声を出し続けてくれる。やり続けている姿をいろんな選手が見ている。そういう選手がそういう試合数に到達することは喜ばしいことで感慨深いものがある」とうなずいた。そして「またここから記録をドンドン目指してほしい。毎日努力し続けてほしい」。
どんな状況でも冷静で、クール。33歳のベテランながら、全体練習後には、若手と混ざってシュート練習を精力的にこなすなど、強い向上心を持つ。「チームが成績を残すためには、1人1人の努力が必要。誰が出ても結果につながるように努力しないといけない」。強い思いでピッチに立ち続ける。試合前には、2人の子どもから花束を贈呈され、両サポーターから祝福された。



