仙台大が、広島大との延長戦を制し、3-1で逆転勝ち。2年連続8強入りを決めた。後半22分、FW佐々木翔(つばさ、4年)が同点ゴール。延長前半に2ゴールを挙げ、試合を決めた。13日は明大と対戦、98年以来25年ぶりの4強入りを目指す。

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来季のJリーグ内定5人のタレント軍団・仙台大が初戦を突破した。前半は初戦の硬さもあり、16分に失点。だが、後半に入りギアチェンジ。サイド攻撃からリズムをつかむと同22分、J2群馬内定のMF玉城大志(4年)のゴール前の折り返しをFW佐々木が押し込み同点ゴール。「絶対ゴール前にいようと思ってあのポジションを取っていたらいいところにボールが来た」。延長に入り、前半8分、ゴール前の混戦からDF和田昂士(4年)が勝ち越し、さらに同16分にはMF根岸恵汰主将(3年)がダメ押しゴール。1回戦で東北勢の富士大(岩手)を退けた相手を振り切った。

負けられない理由がある。9月に富士大が大学サッカーの2大タイトルの1つ、総理大臣杯で優勝。東北勢として全国制覇の先を越された。佐々木は「みんな悔しい気持ちでここまでやってきた。この冬にかける思いはみんな強いものがある」。チームの目標はもちろん「日本一」。だが、進路が未定の佐々木は「どこかのチームに見つけてくれれば…」と、この大会をアピールの最後のチャンスだと位置付けている。坂田和也監督は「後半に入って守備も安定してきて、後は点を取るだけという状況で取れたので大きかった」と佐々木の同点ゴールを評価した。

次戦の相手、明大とは昨年も対戦。延長戦の末、2-1で競り勝ち、8強入りを決めている。2年連続で関東勢を撃破し、25年ぶりの4強入りを果たす。【浦部歩】