日本プロサッカー選手会(JPFA)が13日、栃木県内でトライアウトを実施した。Jリーグのクラブを中心に、退団する選手を対象としたシーズンオフの恒例行事。2日目のこの日は29人が参加した。
J3のFC大阪MF清本拓己(30)は紅白戦前のミニゲームで左足のふくらはぎを痛め、無念の途中離脱となった。清本は今年2月、右足の前十字靱帯(じんたい)を断裂。10月に復帰し2試合に出場した。今季は試合にほとんど出ていなかったため、トライアウトでアピールしようと臨んだが、負傷。右足は前十字靱帯(じんたい)で2度、長期離脱を経験しているが、左足のけがは初めてだという。「7対7の最初の1、2分で、バックステップ踏んでいたらパチンと。悔しいですけど、これもサッカー人生」と話した。
「今年はほぼ出ていないので、このまま退くのは嫌だなと。1年間通してサッカーをやりたかった。不完全燃焼では終わりたくなかったので」。トライアウトは不完全燃焼で終わったが、オファーを待ち、1年間通してのプレーに挑む。