J1新潟は19日、沖縄・タピック県総ひやごんスタジアムで2部練習を行った。キャンプ5日目の午前は約1時間半、GKを交えた8対8のパスワークや、ミニゲームで汗を流した。J1鳥栖から完全移籍で加入のMF小野裕二(31)はミニゲームで2ゴールをマーク。ハードな練習に疲労はたまるが、その中でも能力を発揮した。全体練習後は田中達也コーチ(41)とプレーを確認。あくなき探究心を持つストライカーが勝利につながる得点、アシストを量産する。
小野が天賦の才能と飽くなき「探究心」で新潟の攻撃を勢いづかせる。この日の午前もボールを使いながらフィジカル向上を図るメニューが中心。年明けのチーム始動日から安野努フィジカルコーチ(45)によるハードな筋トレメニューをこなしたため、「筋肉痛で沖縄入り。体はキツイ」と苦笑いしたが、最後のセッションで行われたミニゲームでは強引さと繊細さを織り交ぜたプレーで2度、ゴールネットを揺らした。「疲労はあるが、1年間しっかりと戦える体作りが出来る充実感はあります」。
小野は10年にJ1横浜で飛び級トップ昇格を果たし、17歳208日でJデビュー。翌年からは高卒新人ながら背番号「10」を背負ってプレーした。その後はベルギーに活躍の場を移し、17年に日本復帰。昨季はJ1鳥栖でキャリアハイの9得点をマークした。得点源として期待されるニューフェースは、「自分がいい状態を作ることがチームにとってプラスになると思う。それをしつつ、仲間と関係性を築いていきたい」と頼もしい言葉を並べる。
大好きなサッカーをトコトン突き詰める。この日の午前練習後には田中コーチに助言を仰いだ。「ボールを受けるタイミングを聞いたり、僕自身の感覚をすり合わせたり」と説明。あくなき探究心は自らの成長と、新潟をさらに強くしたい表れだ。
アシストもして、点も取る。「新潟にはいろんな選手がいて、いろんな引き出しがある。ゴールを取るための関係性を作っていく」。最高のコンディション、仲間との関係性を築いて開幕を迎えられるよう、調整は続く。【小林忠】
◆小野裕二(おの・ゆうじ)1992年(平4)12月22日生まれ、神奈川県出身。横浜-リエージュ(ベルギー)-シントトロイデン(ベルギー)-鳥栖-G大阪-鳥栖。ベルギー1部通算47試合出場1得点。J1通算219試合出場28得点。U-16、17、22日本代表。新潟の松橋監督は横浜下部組織時代の恩師。背番号99。170センチ、69キロ。利き足は右。



