プロ初ゴールの秘訣(ひけつ)はサッカー以外にあり? 来季のプロ初得点を狙うWEリーグ新潟レディースMF田中聖愛(18)が、元日本代表FWの父達也氏(41、現J1新潟コーチ)から伝授された「オフの過ごし方」を明かした。7日は若手中心で行われた今季最後のチーム練習に参加し、約1カ月間のオフに突入。今季は主に後半からの出場で、9試合無得点だったが「オフ返上」で二人三脚の特訓が続く。

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オフ期間の自主的に取り組むことは、ドリブル練習かシュート練習か-。父達也氏からの返答はまさかの「ゴルフか野球」だった。その意図には「腰のキレというか。サッカーに通ずることもあるかもみたいな感じで、試しに。慣れないことをやると筋肉痛も出たりするので、シーズン中には出来ないので」。父も現役中はオフ期間にゴルフはやっていたと言う。決して遊びではなく、「自分のプレースタイルに合った体作り」が根本にあった。

チーム練習最終日。田中の意識はすでに次に向かっていた。「もっとチームの力になりたい。その1つがやっぱりゴールかなと。目に見える形で、もっと成長した姿を見せたい」。

「ワンダーボーイ」の愛称で親しまれた父譲りの快足ドリブルが売りのアタッカー。今季はより得点が求められるスーパーサブ的ポジションでの起用がメインで、9試合中8試合が後半からの出場だった。「空気を変えるってところはすごく意識した」。一方で、「決められるシーンは毎試合あった」と無得点に終わり、悔いが残ったシーズンでもあった。

だからこそ「オフ返上」も覚悟の上だ。チームは約1カ月間のオフを挟み、7月初旬ごろ、来季に向け始動する。「この期間が一番大事になってくる。ここでどれだけ成長して、1段階レベルアップ出来るか。逆に勝負だと思っている」と気持ちも高ぶっている。

シーズン中、何度も初の得点シーンが夢に出てきた。目が覚めれば「あぁ、夢か」とうなだれるときもあった。「その夢、次は実現させたいですよね(笑い)」。そんなちょっと苦い思い出も、来季に飛躍するためのカンフル剤にする。まずはクラブやバットを手に…。【大島享也】

◆田中聖愛(たなか・せいら)2005年(平17)12月7日生まれ、埼玉県出身。新潟市在住。clubF3-アルビレックス新潟レディースU-15、18。23年11月にトップチーム昇格内定し、24月1月に正式加入。U-16日本女子代表候補。J1新潟の田中達也コーチの長女。161センチ、52キロ。利き足は右。憧れの選手はブライトン三笘薫。好きな食べ物はスイーツ。新潟のおすすめグルメは南蛮エビ。趣味は洋服収集。