セレッソ大阪の守備リーダー、元日本代表DF進藤亮佑(28)が1日、2次キャンプ地の宮崎市でオンライン取材に応じた。今季はアーサー・パパス監督(44)が就任し、事実上白紙になった先発について「サッカー選手として、生き残るために必死」と表現した。
2日で宮崎キャンプを打ち上げるチームは、新監督の下、先発の座を巡って激しい競争が起きている。
本来ならセンターバックの1番手にくる進藤は「自分もレギュラーが約束されている選手ではない。セレッソでは今、誰も約束されていない。チームのことを考えた上で、今は開幕戦に出ることを考えている。自分がサッカー選手として、生き残るために必死ですね」と真顔で答えた。
ちょうど1年前、宮崎キャンプ最終日の練習試合で右ハムストリング筋腱(けん)損傷という大けがを負った。腱が切れ、リーグ戦初出場は9月だった。進藤の長期離脱が、昨季の10位低迷の1つの要因になった。
「(チームに合流した昨夏以降は)練習自体は休まずにやれている。そういう時期が長ければ長いほど、コンディションは上がっていくし、維持できるので、今の状態は悪くはない。でも調子がいい時、体の無理がきく時こそ、けがに気をつけないといけない。日々頭の片隅に置きながらやっている」
攻撃的なサッカーを掲げるパパス監督は、ハイラインとハイプレスが身上。無失点が仕事のDFも、リスク覚悟のプレーになる。
「得点を多く取るためには、決定的な場面をつくらないといけない。攻めている時のリスク管理を含めて、全て攻撃、チャンスにつなげるためにと、考えながらやりたい。それをやり続けることで、より相手ゴールに近い位置で守備ができて、攻撃にもつながる。ハイラインでやっているポジティブな面を出せるようにしたい」
昨季は副主将を任命され、今季もリーダーの立場が求められる背番号3。パパス・サッカーの生命線を担い、14日のガンバ大阪との今季開幕戦に向かう。
◆今季のセンターバック争い 進藤、西尾隆矢(23)、舩木翔(26)、横浜から新加入の元日本代表畠中槙之輔(29)の4人が、先発2枠を争う。ただし、左サイドバックの登里享平(34)が、宮崎キャンプ中の負傷で開幕は絶望的に。舩木が当面は左に専念する可能性もあり、最終ラインは選手層で楽観視できない。



