3連覇を狙うヴィッセル神戸が、3年連続の開幕勝利はならなかった。浦和レッズとホームで対戦し、スコアレスドロー。優勝した23、24年は開幕をいずれも完封勝利していた。
神戸は前半、浦和の攻撃にほぼ防戦一方。後半は徐々にペースをつかんでいたが、先発のDF酒井が同11分に右脚の負傷で交代。後半途中出場のFWパトリッキも右脚を痛め、わずか8分のプレーでベンチに退く誤算があった。
既にFW宮代ら主力の故障が相次いでいる。
吉田孝行監督(47)は「ホームで勝ち点3が欲しかったが、結果的に1となり、サポーターに申し訳ない」と反省した上で「自分たちのサッカーをそこまで出せなかったので、勝ち点1はポジティブにとらえたい。いろいろアクシデントがあり、難しい中で勝利に向けて頑張ってくれた」と、選手を評価した。
後半には浦和にゴールを奪われたかに思われたが、VARの末に相手のハンドで得点は取り消された。厳しい試合展開の中、確かに負けなかったのはプラス材料だろう。
富士フイルム・スーパー杯とアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)に続く、今季公式戦3試合目だった神戸は、11日のACLE上海海港戦と同じ現状のベスト布陣で臨んだ。
主将のDF山川は「結果的に失点0はポジティブにとらえたい。シーズン始まりの試合で、失点0で戦い抜けたのはよかった」と前向き。FW武藤は「僕的にはチャンスがあって、決められなかった。守備陣のためにも決めるのがベストだった。けが人が多いが、それでも1人1人が責任を持って戦いたい」と、表情を引き締めた。



