J2仙台のDF石尾陸登(24)が名誉挽回を誓った。2試合の出場停止期間を経て、23日の秋田戦(ソユースタジアム)より復帰可能。「3試合チームに迷惑をかけてしまったので、今まで支えてもらった分、残りの試合は全部自分が支えになれるようにしていきたい」と並々ならぬ思いを口にした。

先月26日の鳥栖戦0-2の後半26分、石尾が仕掛けたスライディングが厳しい判定を受け1発退場。チームは数的不利の状況から劇的な逆転勝ちを収めた。石尾は「自分のせいで試合が壊れると思いましたが、おっくん(DF奥山)が点が入る度に『入ったぞ』と自分の所に来てくれて励まされましたし、あそこから巻き返せる能力を個人個人が持っているチームだと再認識しました」と振り返った。

試合に出られない期間は「おっくんの守備の仕方、ポジショニング、声のかけ方、他の選手がどういう風にボールを受けたがっているのかを意識して見ることができました」。自身の「足りない部分」を補うために、俯瞰(ふかん)で見たチームメートのプレ-を学びにレベルアップを図った。森山佳郎監督(58)も「彼が帰ってくるのはチームとしてとても大きい。エネルギーをためていると思うので、それがブーストになってくれたら」と期待を込める。

石尾は次戦を見つめ「(相手は)空中戦にも強い、奪ってからのカウンターもリーグで一番速い。そこはいつも通り自分たちの守備で対抗できると思う。ビビらずに自分たちのサッカーをしたいと思います」と話した。再び昇格へのピースとなる。【高橋香奈】