Jリーグの村井満チェアマンは9日、埼玉スタジアムで8日に行われたJ1の浦和-鳥栖で「日本人以外お断り」との意味に受け取れる「JAPANESE

 ONLY」と書かれた横断幕が掲げられた問題で「差別的な意図があったならば黙ってはいられない」と厳正に対処する意向を示した。

 J3を視察した沖縄市内で報道陣の取材に応じた。既に浦和に対し、掲示者の特定や経緯を調査し、報告するよう指示している。今季から新規ファンの獲得に向けた競技場の環境向上のため、差別的行為の撲滅を打ち出したばかりだった。

 村井チェアマンは「アジア戦略を進め、外国の方と交流しようとメッセージを出している。心あるサポーターが一番の被害者でクラブへの挑戦だ」と、差別的行為には毅然(きぜん)と対応する姿勢を強調した。