ついにJ1通算210発コンビが4年ぶりに復活する。仙台のFWマルキーニョス(34)と柳沢敦(33)が21日、宮崎県総合運動公園陸上競技場で22日のJ2札幌戦に向け調整。ボランチ指示を受けながらの前線のプレスなど、仙台仕様の基本を確認した。札幌戦の1試合目に先発する。

 2人は07年に鹿島でプレー。ともにピッチに立った試合は、リーグ14試合で7勝3分け4敗。マルキーニョスが6得点、柳沢が4得点だった。カップ戦では9戦でマルキーニョス4得点、柳沢4得点。2人で年間18得点をたたき出し、リーグ、天皇杯の2冠を達成した名コンビだ。

 マルキーニョスは「2人が組んでコンビネーションとチームワークが良くなればいい」。柳沢も「お互いよく分かっている。良いところを試合で出せれば」と久々の2トップを心待ちにしていた。

 2人ともベテランの域に達した。手倉森監督は「2人のコンディションを見たい。90分は出さずに60~70分の出場にする」。短い時間だが、観客も首脳陣もコンビに期待は高まる。【三須一紀】