【ドーハ(カタール)30日】日本がスペインとの大一番に向け、非公開で最終調整を行った。

その後、取材対応したFW浅野拓磨(28=ボーフム)は「ヒーローになれる舞台の方が、存分にプレーできる。すべてをぶつけられる性格」と自己分析し、決勝ゴールを決めたドイツ戦の再現を誓った。

決戦への気持ちの高め方に関し、浅野は「僕はその1試合に対しての集中力、気持ちの高め方は、大きい試合になればなるほど高まる。今まで振り返っても、たぶんそういうタイプ」と話した。

コスタリカ戦も途中出場しながら、相手の守備ブロックの中で決定的な場面はつくれなかった。

1勝1敗の2位日本は12月1日、1次リーグ最終戦で1勝1分けの首位スペインと対決。勝てば2大会連続の1次リーグ突破が、負ければ敗退が決まる。引き分けた場合、ドイツ-コスタリカの結果次第となる。

「僕らとしてW杯へは出るだけでなく、優勝を目標にたぶん全員が出ていると思う。少なからず僕はそうだし、優勝するために、強豪国とはどこかで当たらないといけない。それが1次リーグで試合できる」

ドイツに続く、W杯優勝経験国との対戦。チームとしては悲願のベスト8へ、高い壁が待ち受けるものの、浅野は自信に満ちた表情をしていた。