ブンデスリーガ1部第3節が8月30日に行われ、ライプチヒはアウェーでボルシアMGと対戦。この試合でハットトリックの活躍を見せ、ライプチヒを勝利へと導いたのが、ドイツ代表にもノミネートされているティモ・ベルナーだった。これで同選手の今季得点数は5となり、8月31日現在でバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レバンドフスキに次ぐ得点ランキング2位に浮上した。

そんなベルナーだが、長らく喧騒に巻き込まれていた。昨年から「ベルナーがBミュンヘンへ移籍する」という噂が聞こえてくるようになり、報道は徐々に過熱。その理由として、同選手がBミュンヘンへの移籍願望をほのめかしたこと、さらにライプチヒとの契約延長を1年以上も拒み続けてきたことが挙げられる。しかし結局、ベルナーは25日に2023年夏までの契約にサインをし、ライプチヒに残留することを決断。その後のリーグ戦2試合で、4得点という結果を残している。

大衆紙「ビルト」によると、チームの全得点を挙げたボルシアMG戦後、ベルナーはこのように語ったという。

「契約延長後に、流れるようにゴールを決めるようになった…確かに条件は合致しているよね。でも昨季だって調子は非常に良かった。いつも頭をクリアな状態にして試合に臨んでいるし、今日はそれが報われたんだと思う」

そして同選手は「我々はチームとして素晴らしい試合をした。僕自身も、仲間にとても助けられた(からゴールを決めることができた)。3ゴールを決めたことを、契約のこと“だけ”に結びつけるのは、ちょっと安易じゃないかな?」と続け、契約延長とパフォーマンスの関連性を即座に否定した。