元日本代表長谷部誠(34)がフル出場したフランクフルトが、敵地でシュツットガルトに快勝し暫定3位に浮上した。長谷部は3バックの中央でフル出場した。

フランクフルトは立ち上がりから主導権を握り、シュツットガルトは攻守でかみ合わず。シュツットガルトは守備ライン裏にロングボールを多く放り込んできたが、長谷部が落ち着いた対応を見せた。相手クロスボールに対しても適切なポジショニングですべてはじき返し、後半中盤の守備が甘くなると指示を出して修正を図った。最後まで集中した守りで、リーグでは開幕戦以来の無失点に貢献した。

長谷部との一問一答は以下の通り

-久しぶりの無失点

最近結果は出てましたけど、0で抑えられてなかったので、うれしい勝利ではあります。ただ、相手もあまりよくないというか。今日のゲームに関してはもっと早い段階で3点目を取らないといけなかったと思うし。そういう部分では勝って、しっかり反省しないといけない部分もある

-前節(10月28日)のニュルンベルク戦は過密日程で疲れもあったということだが、火曜日に休みがあったとか

そうですね、休みもありましたし。それだけではなくて、何がニュルンベルク戦で悪かったのかと、自分たちがいい時と両方のビデオを見せて、ニュルンベルク戦は疲れていたというのもあったんですけど、1人1人が個人でプレッシャーをかけてたりだとか、そのプレッシャーのかけ方もゆっくりかけるような感じで。今日はそれがしっかりと前の選手がスプリントで行ったら、周りも連動して守備していた。あれができるとうちはかなりいい試合ができるんじゃないかなと。

-前線のFW3人がヨビッチ、レビッチ、アレアと初めて同時起用された。後ろで一緒にやって印象は?

あの3人とも強烈なんで、相手にとって脅威だと思いますね。やってても、かなりチャンス作ってましたし。もちろんもっと決められればよかったですけど。課題は中盤での守備。試合の途中で何回も、中盤で数的有利を作られてるからしっかり戻ってという話をしましたけど。あの辺がもう少しうまくいったら、かなりいいオプションになるんじゃないかなと感じました。

-得点力はすごい

そうですね、前は今シーズンかなりみんな調子いいですし。冬に選手が抜かれないことを願いますけど(笑)。本当にこれだけのね、いい選手が前にそろっていると、後ろの選手としては後ろを0か1で抑えれば負けないし勝てるかなという感覚はあるので。攻撃に関してはリーグで1、2を争うくらいじゃないかなと思いますね。

(中野吉之伴通信員)