マンチェスター・ユナイテッドのオーナーであるグレイザー家が、クラブの希望売却価格を40億ポンド(約6180億円)に設定したと、アイリッシュ・ミラー紙が24日、報じた。

マンチェスターUは、昇降格がなく毎年一定の収入が見込める米国式「欧州スーパーリーグ」に参加する予定だったが、この計画がファンの大反対などによって頓挫。クラブには米国人のグレイザー家に対する抗議が殺到していた。

同紙は、共同会長としてマンチェスターUを運営してきたグレイザー家のジョエル、アブラム兄弟が、40億ポンドに近い入札額があれば、チームを手放す用意があると報じた。

グレイザー家は05年、マンチェスターUを7億9000万ポンド(約1220億円)で購入。12年にはニューヨーク証券取引所に上場を果たしたが、その後もグレイザー家がクラブの議決権の大多数を維持し、運営してきた。