スペイン・マジョルカの地元紙ウルティマ・オラは11日、マジョルカの日本代表MF久保建英(20)が同日の敵地セビリア戦で2戦ぶりにベンチスタートになると予想した。

久保は前節グラナダ戦で2試合ぶりに先発。試合開始直後のGKとの1対1のチャンスをものにできず、後半10分には自らのボールロストからグラナダに3点目を献上した。同40分に交代した際にはブーイングも起こった。チーム2-6と惨敗し、降格圏に転落した。

アギーレ監督はセビリア戦に向けた前日会見でメンバーの入れ替えを示唆。ウルティマ・オラ紙も、システムは守備的な5バックで、久保は2試合ぶりに控えになると予想した。

同紙は5-4-1で、GK=セルヒオ・リコ、DF=マフェオ、バリエント、ライージョ、オリバン、ジャウメ・コスタ、MF=アントニオ・サンチェス、サルバ・セビージャ、ババ、ダニ・ロドリゲス、FW=ムリキとしている。

グレイフ、ガラレタ、セドラル、アマトがけが、フェル・ニーニョが大敗したグラナダ戦後に夜遊びしたことで招集外になった。

久保の今季のリーグ戦成績は26試合(先発17試合)、1564分出場で1得点0アシスト。マジョルカの成績は35試合8勝8分け19敗の勝ち点32で降格圏の18位。残留圏内17位カディスとの勝ち点差は3となっている。セビリアは勝ち点65で3位。マジョルカに勝つと来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場が決まる。(高橋智行通信員)