パリ・サンジェルマンが1-1でストラスブールと引き分け、2季連続最多11度目の優勝を果たした。

この日、2位のRCランスが3-0でアジャクシオに勝利したが、最終節を残してパリSGとの勝ち点差が4となったため、パリSGの優勝が決まった。

22年ワールドカップ(W杯)カタール大会で優勝したアルゼンチン代表の主将、リオネル・メッシ(35)が後半14分に先制点をマークした。エムバペの左からのパスに走り込み、ゴールやや左から左足で蹴り込んだ。

チームはその後、同点とされたが1-1のドローで優勝を勝ち取った。

メッシはこれでスペインとフランスでのリーグ戦通算496点目。並んでいたクリスティアノ・ロナウドを上回り、欧州5大リーグ(プレミアリーグ、フランスリーグ、ブンデスリーガ、セリエA、スペインリーグ)での最多得点記録を更新した。

11度目の優勝を達成したパリSGは、1981年に10度目のタイトルを獲得したものの、昨季2部降格となった古豪サンテティエンヌの記録を追い越した。

優勝に貢献したメッシは今夏の契約満了に伴い、クラブを退団する可能性が高い。35歳のメッシにはアルヒラル(サウジアラビア)からオファーがあり、かつての所属クラブであるバルセロナや米MLSインテル・マイアミからの関心も寄せられている。

メッシは今季、観光アンバサダーを務めるサウジアラビアへの無断渡航でクラブから出場停止処分を受けたことでファンの怒りを買ったが、最終的には自身のゴールでクラブに優勝をもたらした。メッシにとってはクラブと代表における43個目の主要大会でのトロフィーだった。