日本代表MF久保建英(22)が所属するレアル・ソシエダード(スペイン)が敵地でザルツブルク(オーストリア)に2-0で勝ち、大会初勝利を挙げた。久保は先発し、2点目の起点となるプレーで勝利に貢献した。8日のリーグ戦で強豪アトレチコ・マドリードと対戦し、日本代表に合流する。
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久保が大会初勝利に貢献した。1-0の前半27分に追加点を演出。自陣で3人に囲まれると、後ろから上がってくるMFブライス・メンデスの動きを視野に捉え、狙い通りにボールを預けた。そのままメンデスがドリブルで独走して加点。自らもペナルティーエリア内まで走り込んで数的優位の状況をつくり、「3対2の練習はよくやるので、おとりに使われる感覚はあった」。ゴールに大きく関与し「これはアシストにしてほしい」と苦笑いした。
地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアは「サポートした2点目のプレーはとてもよかった。しかしその後、相手にダメージを与えるのに苦労した」と寸評。スペインリーグでは出場7戦5発で得点ランキング2位と波に乗るだけに、もはや貢献では満足されない存在になった。
後半18分に途中交代。週2試合の日程が続くが、チームは公式戦4連勝と好調。「正直ちょっと疲れている。充実8割、疲労2割だが、疲れは確実にあるので気をつけたい」。次節はリーグで上位を争うAマドリードと対戦。日本代表には順当に選出された。得点ランキング首位に並ぶ6ゴール目が期待される。