【サンセバスチャン=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)は、新年初戦をゴールで飾ることはできなかった。

ホームでアラベスと対戦。久保はいつも通り3トップの右に入ってプレーした。均衡を破れない中、Rソシエダードに思いがけぬ状況に追い込まれた。

前半36分、相手GKが前線に送ったロングボールが伸びる。相手FWが走りこむ前に、GKレミーノがエリアを飛び出して思わず手で触ってしまった。決定機阻止での一発レッドとなり、退場してしまった。

数的不利となったことで、なかなか好機をつくれない中、先制点を許してしまった。後半29分、エリア内でMFミケル・メリーノが相手選手を倒してしまいPKを献上。これを同31分にルイス・リオハに決められて0-1となった。

1点を追う展開の中、久保に最大のチャンスがめぐってきた。アディショナルタイムの後半47分、左サイドからミケル・メリーノが持ち込み中央へマイナスのパスを送る。MFスビメンディがスルーし、エリア外から久保が直接左足を振り抜いた。強烈な一撃はゴールバーに直撃。あと10センチ下ならゴールとなる惜しいシュート…。ツキがなかった。

久保はこのプレーの直後にベンチに下がった。

だが試合はこのまま終わらなかった。後半51分だった。ゴール前へ出た縦パスをFWサディクが受け、シュートを狙ったところ相手選手が触ってルーズボールになった。そこへいち早く走りこんだMFスビメンディが右足で流し込んだ。土壇場で1-1の同点とした。

勢いづいたRソシエダードは、続けざまにサディクが右サイドからゴール前へクロスボール。ミメル・メリーノがヘディングで合わせた。しかしボールはゴール上へと外れた。勝ち越しとはならなかった。

このまま試合は終了。2024年初戦は1-1の引き分けとなった。久保はこの試合後にチームを離れ、1月12日に開幕するアジア杯に参加する日本代表へと合流する。