レアル・マドリードのアルベロア監督(43)が大勝したエルチェ戦後、「今日はマドリディスタにとって忘れられない一日となった」と下部組織の教え子たちの活躍を大絶賛した。
Rマドリードは14日にホームで行われたスペインリーグ第28節でエルチェと対戦した。エムバペ、ベリンガム、ロドリゴなど10人もの欠場者を抱える厳しい状況下、前半開始後は相手の堅守に苦しむも、39分にFKを起点とした攻撃からリュディガーが強烈なボレーシュートで先制すると、44分にバルベルデがペナルティーエリア手前から鮮やかなコントロールショットをゴール右上隅に突き刺した。
アルベロア監督は後半、3日後に控えたマンチェスター・シティーとの欧州チャンピオンズリーグの大一番を意識し、次々と主力選手を下げて下部組織の若手選手をピッチに送り出した。しかし、チーム力を落とすことなく、21分にジャニェスのクロスからハイセンがヘッドで3点目を記録。終盤にマヌエル・アンヘルのオウンゴールで失点したものの、ギュレルが44分に自陣から前に出ていたGKの頭上を抜くスーパーロングシュートを決め、4-1の勝利を締めくくった。公式戦3連勝を達成し、暫定ながら首位バルセロナとの勝ち点差を1に詰めている。
試合後、アルベロア監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。まず、5人を起用した下部組織の選手について、「下部組織からトップチームに昇格した選手にとって、今日はこの上ない幸せや誇りに満ちた日だ。まるでキンタ・デル・ブイトレ時代(下部組織出身の選手がチームの中心となった1980年代)のRマドリードをほうふつとさせた。エミリオ(ブトラゲーニョ)も誇りに思うだろう。彼らが試合に出て、持っている才能を発揮する姿を見ることができて本当にうれしいよ。きっと皆が彼らの才能を楽しんだはずだ。今日はマドリディスタにとって忘れられない一日となった」とBチームのカスティージャで指導した教え子たちの活躍に喜びをあらわにした。
これまで出番の少なかったフラン・ガルシアについては、「彼に感謝しているよ。良いプレーをして、よく練習し、前向きな姿勢で臨んでくれている。試合に出ている時は簡単だ。難しいのは、試合に出ていない時にフランのように振る舞うことだ。彼はしっかり練習に取り組み、不機嫌な顔を見せずチームメートを助けてくれている。感謝しなければならない。チームにフラン・ガルシアが25人いれば、人生はもっと楽になるだろう」とその姿勢を称賛した。
アルベロア監督はまた負傷者について言及。まず、アセンシオが17日のマンチェスター・シティー戦に間に合うかという質問に対しては、「分からない」と返答した。エースのエムバペについては、「明日トレーニングを行い、エムバペをテストする予定だ。コンディションや感覚を確認するために彼と話す。出場できることを願っている。そうなれば素晴らしいニュースとなるだろう」と言及した。(高橋智行通信員)

