サッカーFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会で、日本代表は15日にオランダと初戦で激突する。「ちょっと似ている」モノマネ集団「ちょいまねジャパン」がこのほど都内に集結。「代表を支えるサポーターを全力応援する」とメンバー8人が気勢をあげた。5大会連続で代表選出されたDF長友佑都(39=東京)になりきるスポーツ実況のMC、ムッチー鈴木も「勝つイメージしかない」と言葉に力を込めた。
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長友をマネて約15年。ムッチーが手元に所有するユニホームは日本代表、所属したクラブのホーム&アウェーで40枚を超えた。「今回も日本出発で巻いていた闘魂ハチマキ…サッカー選手から教えられた」と購入した。長友をマネていることもあって、周囲から情報が常に入ってくる。「ユニホームと長友グッズは積み重ねてきた証し。僕の財産です」としみじみと語った。 もともと長友に似ている自覚はなかった。地域FM局でスポーツ選手のインタビューをするパーソナリティーとして電波に声を乗せた。フットサルチームに所属していた縁もあって鹿島DFで日本代表だった岩政大樹と意気投合した。 2010年の南アフリカW杯を目指してアジア予選を戦っていた岩政から連絡を受け「代表ユニを着ている写真を送って」と指示された。自撮り写真を送信。そのとき、岩政は長友と同室。送られた写真を見た長友は、ムッチーが自分によく似ていたことで大爆笑。長友の代表歴と時を同じくして、ムッチーの「ちょいまねジャパン」での長友キャリアも始まった。 ムッチーは「最初は自分が目立ちたかったけど、人と話す仕事をして、相手の特徴を引き出すことに快感を覚えた。今では、代表選手を支えるサポーターを必死で応援することが楽しい。僕も純粋に“長友魂”をPVで伝えたい」と握り拳に力を込めた。
「ちょいまね」歴代メンバーは40人近くいるが、今回は8人が集まった。東京タワー下のスタジオ「スターライズタワー」でのパブリックビューイング(PV)に一部のメンバーが参戦する。ムッチーは、日本時間6月21日午後1時開始の2戦目チュニジア戦のPVに登場する。400人のサポーターを前に「体を張りますよ」と大声とパフォーマンスで会場での盛り上げ役をかって出た。 ただ、気になるのは長友の髪の毛の色。22年カタール大会では赤、18年ロシア大会では金と頭髪のカラーリングの歴史がある。長友は「頭皮と相談」と黒髪維持をにおわせているが、ムッチーは「どんなことにも対応する」と突然の毛染めにも準備は怠っていない。
◆ムッチー鈴木 本名鈴木理(おさむ)。八王子高ではバスケットボール部。ガッチリ相手に食らいつく固いディフェンスが身上。ニュージーランドでのホームステイから帰国後、ゲームソフト制作に従事。結婚式コーラスで人気になり、男性5人でアカペラユニットを組んで、大型施設や路上などで年末のクリスマスソングを披露して、年末期間だけで年収を稼いでいた時期も。FM番組のパーソナリティを経て、サッカーやバレーボール、ハンドボールなどの試合会場での実況を担当するMCとして活躍。163センチ、63キロ。
◆ちょいまねジャパン お笑いタレント「クロワッサン。」がサッカー日本代表DF酒井宏樹に似ていることから結成したサッカー日本代表のモノマネ軍団。2016年10月6日のW杯ロシア大会アジア予選のイラク戦(埼玉スタジアム、2-1勝利)を前園、柴崎、原口、酒井高徳のモノマネをする仲間と応援したのがきっかけ。当時は代表で比較的地味な存在だった酒井宏を応援する目的で「宏樹JAPAN」と名乗っていた。 18年W杯ロシア大会でネット放送の生番組にゲストで軍団が呼ばれたが、名称に個人名が入ると放送できないという理由で「ちょいまねジャパン」に変更。以後、22年W杯カタール大会を経て「野球部」「バスケットボール部」「ラグビー部」も結成された。
○…東京タワー「スターライズスタジオ」でのW杯パブリックビューイング(PV)は2010年の南アフリカ大会から。15日オランダ戦と21日チュニジア戦は完売。26日スウェーデン戦は若干残席がある。
日本代表と対戦するチームに合わせたホットドック(600円)、温かいそば(700円)、各種ドリンクを会場で電子マネーなどで販売。オランダ戦ではオレンジ色のチェダーチーズ、チュニジア戦ではピリ辛のソース「ハリッサ」がトッピングされ、スウェーデン戦では国民食のミートボールが具に。試食したムッチーは「どれもおいしい。朝食やランチにぴったり」と話した。


